台風で1日延ばしたお蔭かすばらしい展望となり、前回台風のため断念した道を繋ぐことが出来た。
スゴ小屋は評判通りのいい小屋で、また訪ねてみたい所となった。
大勢の人で賑わうターミナル 室堂山荘辺りから分かれて行く
浄土山から剣岳(2998m) 一ノ越から雄山(3003m)の登り
竜王岳(2872m)二人登っていた 登山道から鬼岳(2750m)
獅子岳(2741m)より鬼岳 五色ケ原と山荘が見えてきた
ザラ峠。右下が常願寺川 峠より獅子岳を仰ぐ
鳶山より五色ケ原。山荘が雪渓の上に見える 池塘群が朝日に光る
鳶山(2616m)より薬師への道 越中沢乗越より鳶山方面
越中沢岳山頂(2591m)黒部湖と針ノ木方面 薬師もだいぶん近くなってきた
立山方面を眺める スゴ乗越山荘とテン場も見える
スゴ乗越上部より越中沢岳 スゴの頭。登山道が一部見える
薬師山頂と金作谷カール 薬師山頂より北薬師岳(2900m)
薬師より槍・穂高。雲ノ平方面 黒部五郎・笠ケ岳・乗鞍・御岳
ラストよりスタート地点を振り返る 薬師岳山荘・太郎平小屋の赤い屋根が見える
太郎平小屋からは薬師岳が白く輝く 北薬師への登りに咲いていたハクサンイチゲ
31日 立山名水を入れてから歩き出す。台風の影響か風は強く、雄山辺りはガスだが奥大日は緑の山肌が美しい。
雄山に向かう人が多いものの浄土山へも以外と多く、やはり五色ケ原は人気があるのかと思う。
浄土への道はしっかり付いているが、急登で慣れない体にはこたえる。竜王岳・鬼岳を捲いて獅子岳へ。
遠く五色ケ原の緑の中に赤屋根の山荘と青いヒュッテが見えている。
ここからはザラついた急な下りで足に堪える。斜面はハクサンフウロやトリカブト、イワギキョウなどの花畑である。
下に赤い山肌が見え歴史に有名なザラ峠だと知る。当時に想いを馳せてみるがかなり厳しかったのではと感じた。
登り返して台地に着くと槍の穂が見え出し、木道の脇にもハクサンコザクラなどいろんな花が風に揺れている。
小屋に着くと、2時から(男性)お風呂に入れますとのことでびっくり。30分毎の時間制で汗だけでも流せてよかった。
ただ一番混み合う時期で、6畳に9人は少々きつかった。
1日 すばらしい朝を迎えて出発。立山へ戻る人や黒部へ下る人も多く、先へ行く人は半数ほどのようだ。
鳶山からは今日の道程も見え心が弾む。乗越を過ぎて越中沢岳。ここの展望も充分楽しめる。
山頂の一部の場所からは携帯も入る。下りは急で岩場もあり、ロープも4ケ所ほど出てくるが慎重に下りていく。
この所に50年ほど前に、亡くなられた方のレリーフがあったはずなのに見落としてしまった。
このコースはアップダウンの連続で、スゴの頭へ一旦上がりまた乗越へ下っていく。
気温がかなり高くなり、前後して歩いていた人たちとスゴまでにしようと、乗越でゆっくり休憩。
五つ程張られたテント場を横に見て小屋に着く。夕方到着する人もいたが、布団1枚にゆっくり寝れた状態で、
なにより夕食の美味しかったこと。心が感じられる温もりがあった。烏帽子の上の満月を眺めて眠る。
2日 ライトが要らなくなってから出発する。朝の涼しさが気持ちいい。間山山頂には小さな池が残っていた。
ほとんど蔭のないコースなので、暑さや風、ガスには要注意だと思う。
北薬師への登りや薬師へは岩場の連続で、コース取りに気を付けながら進む。
ヤセ尾根もあり気を引き締めながら行くが、朝日を浴びた薬師やカールが美しく足を止めて見入る。
薬師頂上はまたすばらしい眺めが広がっていて、富士山や白馬あたりまで見え感激する。
後は下るだけで、太郎小屋では山々を見ながらのんびり過ごす。
ただここからが大変で、直射日光に照らし続けられて、蔭を求めてひたすら歩く。
登ってくる人も多くこれからの暑さに同情しながら、下りはまだましかとも思ったりした。
折立からはタクシーを使ったが、4人相乗りしたのでバス代の3540円より安くなった。
コースタイム
30(金) 大阪23:27<JR>
31(土) 富山4:32〜5:20<地鉄>立山6:30=美女平6:50<バス>室堂7:30〜8:00…浄土山9:00〜10…
獅子岳11:10〜30ザラ峠12:15〜25…五色ケ原山荘13:20
1(日) 宿舎6:00…鳶山6:30〜45…越中沢乗越7:35〜45…越中沢岳9:00〜20…スゴの頭10:30…
スゴ乗越11:00〜20…スゴ乗越山荘12:10
2(月) 宿舎4:30…間山5:30…北薬師岳6:40〜50…薬師岳7:40〜8:00…薬師平9:00…薬師峠9:30…
太郎平小屋9:45〜10:25…折立12:45〜13:15<タクシー>富山14:30〜15:17<JR>大阪18:32